こんにちは、kenkenです。
東京オリンピック、メダルラッシュですが、今回特に柔道、そして井上康生監督が注目されていますね。
その井上監督、全日本柔道連盟の内規ではありますが退任が発表されました。
kenkenはどちらかというと選手時代の井上康生さんの方が記憶にあるのですが、指導者としての井上さん、そしてそれを支えてきた奥さんのことが気になり、調べてみました。
柔道井上康生監督プロフィール
改めて、井上康生監督のプロフィールを振り返ってみましょう。
氏名:井上康生(いのうえ こうせい) 職業:柔道家 生年月日:1978年5月15日 身長:183cm 出身:宮崎県 学校:東海大学体育学部武道学科卒。 同大学院体 育学科研究科修士課程修了。 ◇2000年シドニー五輪にて100kg級で金メダルを獲得。 ◇同年現役を引退し、日本オリンピック委員会のスポーツ指導者海外研修員として、ヨーロッパ各国の柔道事情を学ぶ。 ◇全日本柔道男子監督2期目、東海大学体育学部武道学科准教授を務める。
2000年のシドニーオリンピックの際はすべて一本勝ちというすばらしい戦績で金メダルを勝ち取った井上康生さん。必殺の「内また」は世界中の選手が恐れていましたね。
座右の銘は「初心」
ちなみに座右の銘は「初心」。井上康生監督、こう語っています。
私の座右の銘であり、常に心に大事に留めている言葉であります。
出典:https://office-kosei.jp/
「全て初心に帰って頑張ってください。」 亡き母からの手紙に書いてあった一文。
現役時代、勝たなきゃいけない、強くなきゃいけない、と何かに縛られている感覚が強くあり、結果を残せずにいた当時。
「初心」という言葉は、私の心の奥深く、光を発しながら飛び込んできました。
「自分は純粋に柔道が好きだった。強くなりたいから、試合に勝ちたいから、オリンピックチャンピオンになりたいから、こうやって柔道をつづけられたんだ」
それが、自分にとっての「初心」なのではないかと気づきました。
その後、背中を押されるように前に進むことができ、21歳で初出場した世界選手権で優勝することができました。
「初心」とは、サインにも必ず書く、座右の銘であり、母からの最後の贈り物であります。
シドニーオリンピックの前年に亡くなったお母さまからの贈り物。
これが井上康生さんの「芯」なんですね。
井上康生監督、合理的でユニークなその指導法
「強さはもちろん、人間的にも素晴らしい、皆さんに愛される柔道家を育てたいと思います」
「すべての選手に金メダルを獲らせてあげたいです。そういう情熱を注いでいきたい」
選手としての引退会見で、指導者としての目標をこう語っています。
そして、2012年12月に日本代表監督に就任。その会見では「覚悟をしっかり固めた上で引き受けました。大変責任を感じています。全身全霊を懸けてやってまいりたいと思います」と語っています。
井上康生監督の指導法は、それまでの「根性論」を基にしたものではなく、合理的で選手に寄り添ったものでした。
トレーニングも含め、科学・合理性に裏打ちされた強化方針を打ち出す一方で、土壇場の気持ちの強さが大切であることも忘れないという両面の指導にあたりました。
選手との関係も大きく変わりました。それまでは根性面に偏りがちで、選手への目線が上からになりがちだったものを、選手1人ひとりを尊重し、対話を図りました。
また、心掛けたのは講道館柔道の創始者、嘉納治五郎が掲げた「自他共栄」の精神、そして自分が頂点に立つんだという「熱意」、逆風が吹いた時の「創意」、周囲の支えに感謝する「誠意」の三つの言葉「三意」を指導の軸に掲げています。
そして、全日本を担う選手たちには「スポーツ界を代表する存在になってほしい」と自覚を促した。移動時はスーツの着用を義務づけ、ひげを伸ばすことを禁じたほか、代表合宿では不測の事態にも平常心で対応できるよう、泊まりがけの自衛隊体験入隊で、高さ11メートルから降下する訓練を行ったり、選手が茶道や書道に触れ、畳の外に出て重圧から解放される瞬間を設け、緊張と緩和のメリハリをつけさせたりしました。
さらにスポーツ観戦や、他競技の選手との積極的な交流も推奨し、ラグビーワールドカップで活躍した日本代表のリーチ・マイケル主将を合宿に迎え、大舞台に挑む心構えを説いてもらったこともありました。
こうした柔軟な考え方、合理的・効果的な手法が、5年前のリオデジャネイロ五輪における金2個を含む全階級でのメダル獲得や今回の東京オリンピック躍進につながっているんですね。
井上康生監督の奥さんは、モデルでタレントの東原亜希さん
こうなると、この緻密で繊細な指導を支える奥さんの存在が気になります。
調べてみると奥さんはモデルでタレントの「東原亜希」さんでした。
さすがお美しい。プロフィールはこんな感じです。
東原亜希(ひがしはら あき) 職業:モデル、タレント 生年月日:1982年11月11日 身長:165cm 出身地:神奈川県 血液型:A型 所属:プラチナムプロダクション 趣味:チョコを食べること、勉強、格闘技観戦、料理 特技:書道5段、ピアノ
アサヒビールのイメージガールや「JJ」の専属モデルとして活躍し、ベビーグッズや食品など様々な商品のプロデュースなども手掛けていますね。憧れのママモデルとして人気を博していて、現在も雑誌などマルチに活躍されています。
お二人が結婚したのは2008年。2003年の世界選手権の取材で知りあい、当時は東原さんの一方的な一目ぼれだったとのこと。井上康生さんが北京オリンピックを逃した際は「そんな派手な女と付き合ってるからだ」などとバッシングもされたようですが、めげずに井上さんを支え続けました。
東原さんは2008年5月に長女、10年11月に長男、15年7月に双子の女児を出産し、現在は3女1男のお母さんです。
今回、夫である井上監督の退任を迎え、Instagramで「子供達寝かせてホッとしたら あれあれ 途端に涙が止まらない」、「悔しさではなく パパがアテネで負けてしまったあの日から 北京、ロンドン、リオ そして東京。17年 今日でやっと一区切りできた気がする、この感情はなんだろう」とつづっています。
家の中で観葉植物を育てる必要がないというほど、緑豊かな郊外の一軒家にお住まいという井上一家。これからしばらくはお二人とこどもさんでゆっくりできる時間も増えるかもしれませんね。
柔道井上康生監督まとめ
今回は、柔道全日本監督を退任する井上康生さんについて、経歴や指導方法、そして支え続けてきた奥さんの東原亜希さんについて調べてみました。
なんだか理想の家庭、理想の指導者像を見た気がしました。
退任にあたり井上康生監督は、「この経験をいかに次なる道に生かしていくか。これが柔道が追求する、究極のわれわれが達成していかないといけない目標だと思う。この経験をまた次なるステージで生かしていけるようにさらなる努力をしていきたい」と語っっています。
少しゆっくりした後、再び井上康生「元」監督がどう動いていくのか、また興味をもって見たいな、と思います。
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